アミノ酸

身体に悪いアミノ酸もある〜人体に有害なのもあるって本当?

身体を維持する為に必要なアミノ酸は、たんぱく質を構成する必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸11種類の計20種類といわれていますが、それ以外のアミノ酸が無いというわけではありません。
しかし、全てのアミノ酸が健康のために良いものであるというわけでもないのです。

健康を阻害する恐れのあるアミノ酸とはどのような物なのでしょうか?

キノコに含まれる有害成分もアミノ酸

食欲の秋、行楽の秋というように秋になると山海の味覚が溢れてきます。
マツタケなどのキノコ類は山の幸として山菜と人気を二分する大きな存在といえます。
しかし、山菜と違ってキノコは食用に適しているものと適さないものの見分けを付けなければならず、時に大変な事態を招くことさえあります。

このような、食べると様々な症状を引き起こす「毒キノコ」は、成分として含まれている特定のアミノ酸の働きによって有害な作用を引き起こしているのです。

クモ・サソリの毒もアミノ酸から出来ている

一部のクモやサソリには、身体を麻痺させたり絶命させたりする「神経毒」と呼ばれる分泌物を持っているものがいます。
この神経毒もアミノ酸の一種で、複数のアミノ酸が結合して出来るペプチド状態になっています。

牙などから獲物に打ち込み狩りを有利に進めたり、外敵から身を守ったりする為に利用されています。

植物の有害成分の原料としてのアミノ酸

自分で動くことのできない植物は、有害成分を体内で生成して動物や昆虫に食べられることを防いでいます。
植物はアミノ酸を基盤に、シュウ酸やクエン酸などの有機酸を合成して「アルカロイド」と呼ばれる有害成分を生合成する働きを持っています。

アルカロイドには、フグに含まれているテトロドトキシン、コーヒーやお茶に含まれるカフェイン、ジャガイモの芽に含まれるソラニン、咳止め効果のあるエフェドリンなどが上げられます。
このようにアルカロイドは薬として活用できるものもあれば有害成分として倦厭されるものまで様々です。.

また、薬効が認められているアルカロイドでも摂取量が多すぎれば、健康に害を与えることがあります。

アミノ酸から作られるうま味調味料の弊害

現代の食文化において、グルタミン酸を原料とするうま味調味料は必需品であると同時に敬遠される存在であるといえます。
うま味調味料を使うことには、料理にうま味を付加できるというメリットとグルタミン酸の多量摂取を招くというデメリットがあります。

グルタミン酸の多量摂取は舌の痺れや頭痛などを症状として引き起こす性質があり、時には体調を崩す原因にもなってしまいます。
うま味調味料は抽出に時間が掛かる出汁に比べて手軽にうま味を加えることが出来る便利なものですが、使いすぎは逆効果になるため天然出汁を使って使用量を抑えるよう心掛けるようにしましょう。

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