アラニン

アラニン〜脂肪燃焼を促す/Alanine

たんぱく質を構成している全20種類の必須アミノ酸と非必須アミノ酸は、相反する関係ではなくお互いの力を合わせて効果を発揮する関係にあります。
非必須アミノ酸は体内で合成出来るものの、合成に身体が必要としている栄養やエネルギーを回さなければならなくなってしまいます。

非必須アミノ酸の中で代謝活動に大きく関わるアラニンについて解説していきます。

アラニンについて

非必須アミノ酸の一つ・アラニンには「肝臓を動かすエネルギー源」という大きな役割があります。
肝臓はブドウ糖をグリコーゲンに変える代謝活動や、摂取したアルコールの分解や老廃物の排出など健康を維持し身体を動かす為のエネルギーを供給する役割を担っています。

また肝臓が糖分の代謝を行う過程で、体脂肪として貯蔵されていた脂肪分を分解しグリコーゲンを生成する働きのある物質「グルカゴン」の分泌を活性化させる作用があり、グリコーゲン生成に伴う脂肪燃焼効果も発揮します。
それ以外にも免疫力を強化する働きや肝機能を強化する働き、血圧降下作用なども備えています。

最近の研究では、食品に含まれるL-アラニンの光学異性体であるD-アラニンがアルツハイマー病や腎臓障害を起こすと体内で増加することが分かっており、疾病マーカーとしての利用が期待されています。

アラニンの過剰摂取、摂取不足について

現時点ではアラニンを過剰摂取することによるリスクは無いものと考えられていますが、アラニンには血圧の降下作用があるため過剰摂取すると降圧作用でめまいや立ちくらみを起こしてしまう可能性があります。
逆に摂取量が足りないと、肝機能が低下し老廃物の蓄積や身体が疲れやすくなるなどの症状が現れます。
また、肝機能の一つである体脂肪からのグリコーゲン合成も充分に行なわれなくなるため、肥満の原因にもなります。

アラニンが不足しているとお酒に弱くなるため、二日酔いや肝障害の原因となり場合によっては脂肪肝や肝硬変、肝臓ガンの遠因に繋がる危険性があります。

アラニンを多く含む食品について

アラニンは魚貝類に多く含まれており、特にホタテやシジミといった貝類に多量に含まれています。「二日酔いにはシジミの味噌汁が良い」というのは、アラニンの摂取によって肝機能を活性化させて酔いを醒まさせることを示唆しているのです。
魚貝類以外では牛・豚・鶏のレバーに多く含まれています。

アラニンを効率よく摂取するには、シジミの味噌汁のように貝の身とエキスを一緒に食べることが出来る料理が最適です。
また、レバニラ炒めのようにレバーを野菜と一緒に食べられる料理も栄養バランスが良いのでお勧めです。

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