メチオニン

メチオニン〜アレルギー・うつ病を抑制する/Methionine

特定の物質や食品に身体が拒絶反応を示すアレルギーや、心の起伏が乏しくなり活気が失われてしまううつ病は、共に現代を代表する病気であるといえます。
これらは現代医学でも完全に回復する手段は確立されていませんが、予防効果が発見されたものはあります。

その一つである必須アミノ酸・メチオニンとはどのような効果を持っているのでしょうか?

メチオニンについて

必須アミノ酸であるメチオニンは、化学構造に硫黄が含まれているため水に溶けにくい性質を持っているのが特徴の一つです。
メチオニンの効果として挙げられるのが「アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度低下」です。

鯖などの食べ物によるアレルギーは、身体の中にある「ヒスタミン受容体」が一定量以上のヒスタミンと結びつくことで発生します。
メチオニンは血液中のヒスタミンを排出させることによってアレルギーの発生を抑制する効果があるのです。

また、メチオニンには即効性の抗うつ作用を備えておりうつ病改善を目的として処方されています。
うつ病だけでなく、精神分裂症やパーキンソン病にも効果があるとして精神科からも注目されています。

アレルギー予防や抗うつ作用以外には脂質代謝や老廃物の排出、発毛などに効果を発揮します。

メチオニンの過剰摂取と摂取不足について

メチオニンの過剰摂取は、血液中のホモシステイン濃度を上昇させ動脈硬化のリスクを高める危険性があるといわれています。
また、統合失調症患者が過剰摂取した場合に混乱やせん妄などの意識障害を引き起こしたケースも報告されています。

肝機能障害を起こしている場合にメチオニンの多量摂取を行うと症状が悪化してしまう恐れが有ります。
一方、メチオニンが不足すると利尿能力が衰えて老廃物の蓄積が進み、血中コレステロールの増加による動脈硬化や抜け毛を引き起こします。

メチオニンはアルコールの過剰摂取によって大量消費させる性質があるため、不足しがちになることが多いため抜け毛が気になる人は注意しなければなりません。

メチオニンを多く含む食品は?

メチオニンは主に鶏肉・牛肉・羊肉などの肉類、マグロ・カツオ・しらす干しなどの魚介類、インゲンマメや豆腐・納豆などの豆類や加工食品、ほうれん草やニンニクなどの野菜、カシューナッツ・ピスタチオなどのナッツ、チーズなどの乳製品に多く含まれています。

ローストしたニンニクを豊富に使ったビーフステーキは、メチオニンの摂取に向いた食品の組み合わせといえますが脂肪分も多くなりがちなのが難点といえます。

しらす干しを納豆に混ぜたものや豆腐やほうれん草を入れた鍋などの栄養バランスのよいメニューで摂取するのがよいでしょう。

  • バリン - 筋肉を育てるValine
  • アミノ酸配合品の効き目は? - 「アミノ酸配合」は本当に効くのか

  • 【アミノ酸の基礎知識】アミノ酸のメリット・種類・効率的な摂取方法をご紹介
  • 【必須アミノ酸9種とその働き】体内で作られない摂取しなければいけない栄養素
  • 【非必須アミノ酸11種について】体内で作られるアミノ酸の効果的な摂取方法と効果
  • 【アミノ酸コラム】デメリット、ダイエット、効果、GABA気になることを全て解決!
関連リンク