トリプトファン

トリプトファン〜神経を休ませる/Tryptophan

生きていく上で、食事と睡眠は欠かすことが出来ない習慣です。
充分な睡眠を取らないでいると脳や神経の疲れが残って集中できなくなり、大事に繋がるミスを起こしてしまうようになってしまいます。

疲れを翌日に残さない睡眠を取る方法において活躍するアミノ酸がトリプトファンなのです。

トリプトファンとは?

トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、肉や豆・ナッツ類、乳製品に多く含まれています。
体内に取り込まれたトリプトファンは脳内物質のセロトニン・メラトニンの材料となる性質を持っています。セロトニンは精神の安定を促し、抗うつ作用をもっています。
メラトニンは体内時計の調整を行う効果があり、睡眠と密接な関係を持っています。

トリプトファン自体を摂取することでも神経の鎮静作用や睡眠改善効果を得ることが出来るため、生活のリズムが不規則になりがちな現代人には重要な役目を果たすアミノ酸であるといえます。

トリプトファンを取りすぎると……

健康と毎日の活力を維持する為の睡眠に深く関わるトリプトファンは、体内で合成されない必須アミノ酸である以上毎日摂取しなければなりません。
しかし、身体が必要とする以上に摂取すると逆に健康を害してしまう原因になってしまいます。

トリプトファンを1日1g以上摂取すると、肝機能に障害が起こりやすくなり肝硬変を起こすリスクが急増してしまうのです。
また、アメリカでは1990年代に日本企業が販売したトリプトファン配合の健康食品を原因とする大規模な健康障害が発生しており、トリプトファンの摂取は慎重に行なう必要があるものといえます。

トリプトファンの摂取について

トリプトファンは、基本的にたんぱく質を摂取していれば無意識の内に摂取できているものです。
トリプトファンを効率よく摂取する為には、ビタミンB群とナイアシンの摂取が重要になります。

ナイアシンは体内ではトリプトファンから合成されるため、同時に摂取することでトリプトファンの摂取量が増えるというわけです。

トリプトファンを多く含む食品

トリプトファン摂取に最適な食品として挙げられるのは、牛・豚・鶏のレバー、マグロ・カツオ・ハマチ(ブリ)などの魚介、牛乳、卵、小麦胚芽、大豆などです。
特に牛乳はホットミルクにすると神経を静めるカルシウムとトリプトファンの相乗効果で寝付きやすくしてくれます。
しかし、「牛乳を飲むとお腹を壊す」という人も少なくないので大豆製品である豆乳で摂取するのも一つの手です。
レバーは貧血対策にも効果がある食材ですが、独特の臭みがあるため嫌いな人も多いのが難点です。

基本的には、毎日のたんぱく質の摂取を欠かさなければ必要量は摂取できるので、むしろ過剰摂取にならないよう気をつけるべきです。

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